自在帝大蚊

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最弱の帝

ミカドガガンボ（帝大蚊・Holorusia mikado）は、双翅目・糸角亜目・ガガンボ科（Tipulidae）に属する昆虫。
日本最大のガガンボで開帳は８cm強。黄褐色で、胸部に灰褐色の縦条がある、山地・低山地の森林や林縁で見られ、湿った環境に多い。
羽音が大きく、人が近づくと大きな羽音を立てて飛び立つ。
成虫は蚊を大きくしたような形態だが蚊と違い人を刺したり吸血したりすることは無い。また体も貧弱で死骸もつつけばすぐバラバラになってしまう。飛行速度についても決して敏速ではなく、実際はあまり強い虫ではない。
襲われた時はその長い脚を切り離し逃げる自切が可能。

幼虫の時は水中で腐食物などを食べ、成虫では主に水のみを餌にしている。
日本各地で様々な地方名があり、成虫に対してはカトンボ、アシナガトンボ、カゲロウ、ショウジハリなど、幼虫に対してはイネノネキリムシなどと呼ばれることもある。カトンボの由来はトンボのように大きなカ、またはカのようなトンボという意味で、ガガンボ類をこう呼ぶ場合が多かった。他にカノオバサンと呼ぶ地域もある。

苦手な昆虫ベスト３に入る昆虫だったのだが、苦手だと言う事は何かしら引っかかる要素があるのだろうと言う事であえて制作してみたモチーフ第一弾。
長細い脚は0.6～0.8mmの材料を使っている。

制作にあたっては現代美術家中村哲也さんの兄でガガンボの専門家である中村剛之さんの協力を頂きました。